デザイン

例えば、窓は私たちに様々なものを与えてくれます。
それは太陽の光や吹き抜ける風、お庭などの緑の景観・・・
どれも暮らしを豊かに彩り、心地よさを与えてくれる住まいにとって大切なものだと思います。
しかしただ窓を増やせばよい、大きな窓を作ればよいというわけではありません。
道路に面して窓を設ければ外部からの視線が気になったり、隣接する住宅側に設ければ、カーテンを締め切っただけの風の通らない、機能しない窓になるでしょう。
スタジオハルガの家の中と外をつなげる「窓」の計画は、敷地や周辺の環境を考慮し、お施主様の家づくりのデザインとして反映させていきます。
日の光を取り入れる窓。
太陽の光は生活を明るく照らすだけでなく、暮らしを暖かく包み、過ごしやすい空間を提供してくれます。
季節により角度を変えて夏には高高度から、冬には低高度からと様々な形で私たちに光を届けてくれます。
だからこそ暑い夏の日には直射日光が入ることを防ぐ工夫で、冬の寒い日には低高度からでもしっかりと光が入るように、窓の計画をすることで、心地よい住まいをデザインしていきます。

多くの方は南向きの光を取り入れたいと思われている方が多いと思います。ですが、すべての敷地が南からの採光を取り入れられるかと思うとどうでしょうか?
すべての敷地が南からの採光を取り入れることに適しているわけではありません。
時には周囲を隣家に囲まれていたり、敷地自体が丘の下で日陰であったり、道路に面していたり・・・
敷地や周辺環境をしっかり読み取り、効果的に彩光を取り込むことが心地よい住まいの第一歩だと考えています。
スタジオハルガでは10年、20年と続く暮らしを愉しんでいただけるよう、光の取り入れ方を工夫し、明るく開放的な家族の憩いの空間をデザインします。

心地よい風を取り入れる窓。
部屋の中にいても風が通る室内はとても過ごしやすく、心地よく快適に毎日を過ごすことができると思います。
光を取り込むのと同様、風の取り入れ方も豊かな暮らしを営むためにはとても重要です。
陽の光と同じく、自然の風は季節を感じることができ、心地よい室内の熱や湿気を取り払ってくれます。
スタジオハルガでは、窓の配置、形状をデザインするだけでなく、内部に取り込んだ風が効率よく室内を通り抜ける構成をデザインしていきます。
効率の良い通風は、空調設備のランニングコストを軽減するだけでなく、エアコンには無い自然で心地よい住環境をデザインします。

窓の向こうが好きになる。
窓は住まいと庭の緑や空などの風景をつなぎます。
室内と風景のつながりは、実際の面積以上に広く感じられる開放的な空間を作ります。
外部の人の視線を気にすることなく、カーテンが必要ない窓を作ることで、季節によって芽吹く緑や、時間とともに移りゆく空模様を部屋の中から楽しみ自然とつながる暮らしをデザインします。


